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健康シリーズ HEALTH


顔写真第39回:新しい虫歯予防に取り組む


水島歯科診療所 医長 歯科医師 辻重 真

はじめに
 虫歯の治療といえば、虫歯の穴を埋めたり、冠をかぶせたりするといったような、修復治療のイメージが強かったと思いますが、近年虫歯の発生原因に着目して、虫歯にかからないようにするための取り組みが、世界各地で取り組まれています。
写真  水島歯科でも2001年度以降、各個人についての虫歯にかかる危険度(カリエスリスク)を調べてその人にあった予防法を行なう取り組みをしています。

唾液で虫歯になる危険度がわかる
 虫歯は、口腔内に存在する虫歯菌が、食事中に含まれる砂糖を原料にして酸を産生し、この酸が歯を溶かすことで発生します。唾液には、虫歯を予防する働きがあります。この唾液を採取して、唾液の状態を調べるとともに、虫歯菌の量を調べることができます。虫歯の発生には他にもいろいろな要素が関係していますから、唾液の状態と虫歯菌の量などの要素に加えて食事調査などいくつかの要素を加えて総合的に虫歯の危険度を判定します。(図1)

新しい予防法とは
 虫歯予防には、ブラッシングが大切なのは昔から言われていることですが、フッ素配合の歯磨き剤の正しい使用法や、キシリトールなどの虫歯予防に役立つ製品を上手に利用することも大切です。また、虫歯菌を口腔内から減らす(除菌療法)も開発されています。水島歯科ではこれらの新しい予防法にも取り組んでおり、正しい情報提供にも取り組んでいます。興味のある方は、スタッフにお気軽に声をかけてください。

図1カリエスリスク判定表

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