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健康シリーズ HEALTH

第92回:免疫力を高める食事について
バランスよく快食
水島協同病院管理栄養士 中田なおみ
水島協同病院管理栄養士 中田 なおみ
 毎日「バランスよく快食」をする生活習慣を身につけたいものです。それが健康の源です。水島協同病院の管理栄養士の中田なおみさんに免疫力を高める食事について話を聞きました。

免疫とは自然治癒力
 「免疫」とは「疫(病気)を免れる」と書きます。わかりやすくいえば私たちの身体が持っている自然治癒力のことです。外敵から自分の身体を自分自身で守るという能力を持つしくみのことです。
 免疫は皮膚の表面、肺や腸などの粘膜、血管やリンパ節などで働きます。

 表1 免疫力低下の黄信号

(1)風邪をひきやすい
(2)のどが腫れやすい
(3)結膜炎やものもらいがよく出る
(4)ニキビ、吹き出物、肌荒れに悩まされる
(5)お腹をこわしやすい
(6)いつも疲れているか、身体がだるい

免疫力低下の黄信号
 右の表をみてください。表1のような症状が出たら免疫力低下の黄信号と言えます。一つでも思いあたることがあれば、食事を見直しましょう。

免疫力をつける食事
 免疫力を高めるための食事として、(1)良質なタンパク質を摂取する(2)腸を元気にする(3)ビタミン類を豊富に摂取する、の3つがあげられます。

どのように食べるのか
 何を食べるかより、どのように食べるか考えましょう。
(1)朝ごはんは毎日
 睡眠中は何も食べていない訳ですから血中の栄養素は不足気味です。食べることで頭も腸も元気に働きます。
(2)温かい食べ物を
 免疫細胞は37℃のやや高めの体温で元気に働きます。一年を通じて身体を冷やさないようにしましょう。
(3)よくかみ唾液を出す
 唾液には消化作用、抗菌作用、粘膜保護作用など大切な働きがあります。
(4)食後は一休み
 食べた後は胃腸がゆっくり消化吸収の仕事ができるように、一休みしましょう。
(5)いろんな食品を
 いろんな食品を食べることでいろいろいろな栄養素がとれます。
(6)食品添加物は避ける
 がんの発生を抑制することになります。
(7)楽しく食べる
 家族団らんや仲間と楽しく食べることで消化がすすみます。
 健康な身体は食事から始まります。自らの健康と家族の健康を食を通して守りましょう。

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