WEB版医療生協

健康シリーズ HEALTH

第137回:シリーズ健康C
「健診結果を活かすために」

水島協同病院保健師 湊 直大

塩分摂取に注意を!

塩分の摂りすぎが原因と言われている疾患は、@高血圧 A腎臓疾患 B不整脈や心疾患などです。まず、塩分を摂りすぎたときに現れる症状としては、T喉が渇く U血圧が上がる Vむくむなどが上げられます。

厚生労働省がまとめた「日本人の食事摂取基準(2010年版)」で、食塩相当量の1日摂取目標量は、「男性9g未満、女性7・5g未満」と定められていますが、高血圧患者ではもっと厳しく、日本高血圧学会の定めた目標では1日6g未満(高血圧治療ガイドライン2009年版)となっています。現在のところ、日本人の塩分摂取量は、平均で1日11〜12gくらい(医療福祉生協連の24時間蓄尿塩分調査では、1日9・49gでした)なので、高血圧の人は半分近くに減らさなければならないことになります。

高血圧の人だけでなく誰も食塩を減らした方がいいとされています。減塩は高血圧予防だけでなく、「左心室肥大」という心臓の病気や「たんぱく尿」の程度を軽くする、動脈の柔軟性を高める、降圧剤の効果を高める、ナトリウムの移設に使われるカリウムが失われるのを防ぐなどのよい点が多いからです。

厚生労働省から塩分を控えるための12カ条が出されています。参考にしてください。

 @薄味に慣れる
 A漬け物・汁物の量に気をつける
 B塩味を効果的に
 C「かけて食べる」より「つけて食べる」
 D酸味を上手に使いましょう
 E香辛料をふんだんに
 F香りを利用して
 G香ばしさも味方です
 H油の味を利用して
 I酒の肴に注意
 J練り製品・加工食品には気をつけて
 K食べ過ぎないように

健康チェックの中に、塩分チェックを取り入れ、塩分控えめの健康な生活習慣にチャレンジしましょう。

 
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