第149回:骨粗鬆症予防 ダンベルで骨を強く
水島協同病院 リハビリテーション科主任 滝川章子 年をとると骨が脆くなり、スポンジのようにスカスカになります。この状態を骨粗鬆症といいます。
骨粗鬆症になると転倒して骨折する危険性が高くなるので、特に閉経後の女性は要注意です。
ダンベルは500g〜1s程度
運動は骨を強くすると言われていますが、今回は簡単なダンベル運動を紹介します。ダンベルは500g〜1s程度の軽いもので結構です。ペットボトルに水を入れても代用できます。
では、スタート
軽く足を開いて真っ直ぐに立ち、肩の位置にダンベルを構えます。
@そこから上に向かって垂直にダンベルを押し上げます。片手ずつできたら、両手で一緒に押し上げます。
A次は、肩にダンベルを構えた姿勢で、膝を屈伸します。
B膝の屈伸と一緒に腕も屈伸します。
C足は交互に足踏みし、腕も交互に屈伸します。
D腕を上にしっかりと押し上げ、背伸びをするように踵を上げてつま先立ちになります。これらの運動をゆっくりと10回〜20回繰り返します。
長軸方向の圧力がコツ
骨は長軸(縦)方向に圧力がかかると強度が増します。
下から上へ、上から下へと力を入れる運動がコツです。
特にCDはバランスも鍛えられるので、ぜひやってみましょう。