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健康シリーズ HEALTH

第178回:"結石治療が一段とらくに" 体外式衝撃波結石破砕装置を更新

水島協同病院 放射線・MR科 磯山 正幸
体外式衝撃波結石破砕装置
装置について

体外式衝撃波結石破砕装置とは、衝撃波を人工的に作り出し、体外から体内の結石(腎結石・尿管結石・胆石)を破砕するものです。当院では平成14年より体外式衝撃波結石破砕術(ESWL)による治療を行っており、このたびドイツ・ドルニエ社製の最新型の装置に更新しました。
 尿路結石とは、腎臓から尿管・膀胱・尿道にいたる通り路に結石ができる病気で、食生活の欧米化にともない増加しています。
 結石が腎臓や尿管にとどまると、腰やお腹の激しい痛み・血尿などをおこすことがあります。放っておくと腎臓の機能が低下する場合もあります。

治療法は

体外式衝撃波結石破砕術(ESWL)とは、音波の一種である衝撃波を体の外から結石に向けて照射し、筋肉や他の臓器を傷つけることなく、結石のみを細かく破砕する治療法です。
 砂状に破砕された結石は、数日から1〜2週間尿とともに自然に体外に排出されます。副作用や後遺症も少なく、現在では結石治療の第一選択となっています。
 特徴として体に傷がつかず、痛みも少なく、結石の位置決めが容易で、エコーでの位置決めも可能です。治療時間は短く、1時間程度で終わります。
 外来治療が可能で、以前の装置では、うつぶせで治療する場合もあり、苦痛でしたが、今回の装置はすべて仰向けのまま治療できるので、高齢者の方や、他に病気のある方でも安心して受けられます。
 治療効果は、以前の装置に比べより高くなり、安心・安全・確実に結石治療ができるようになりました。

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