WEB版医療生協

健康シリーズ HEALTH

第208回:知っておきたい栄養のはなしJ
かしこく利用しようコンビニ食材

玉島協同病院 管理栄養士 藤原 一帆

最近のコンビニエンスストアー(以下コンビニ)は、健康に配慮している商品が多くなりました。商品を上手に選ぶコツ≠紹介します。
 コンビニ食材の良い点や、注意すべき点はどのようなものがあるでしょうか。

良い点

@調理ずみ

コンビニ食材の多くは調理ずみです。調理の手間と時間が省けます。そのまま食べられるものや、電子レンジで温めるだけで食べられるものなどがあります。

A種類が豊富

おにぎりやお弁当、パンなどは品ぞろえが豊富です。新商品や期間限定商品も販売されており、飽きることなく選ぶことができます。

Bいつでも購入

24時間営業している店舗がほとんどです。好きなときに買うことができます。

注意すべき点

@塩分が高い

選ぶものにもよりますが、お弁当1食には3c前後の塩分が含まれています。パスタやラーメンには、7cも含まれています。1日当りの食塩摂取目標量は男性8c未満、女性7c未満です。1日にお弁当とラーメンを1食ずつ食べるだけで、塩分のとりすぎになってしまうことがあります。塩分のとりすぎは、高血圧の原因になります。

A添加物を含む

ハムなどの加工食品には、リンなど骨の成長に必要なカルシウムの吸収を妨げる成分を含むことがあります。リンをとりすぎると、動脈硬化のリスクが高くなります。

B高カロリー

お弁当1食当りのカロリーは、600〜800キロカロリーです。1日に必要なカロリーは男性で2200〜2400キロカロリー程度、女性で1400〜2000キロカロリーが目安です。カロリーを取りすぎると、肥満やその他の病気につながりやすくなります。


最近はコンビニが増えたこともあり、年代を問わず利用しやすくなりました。調理の時間がないときや調理が面倒なときなど、コンビニを利用してみてはいかがでしょうか。

商品のパッケージに、栄養成分の表示がされています。塩分やエネルギー(カロリー)などを、しっかり確認することも大切です。

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