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健康シリーズ HEALTH

第210回:知っておきたい長寿のはなし<新連載>
知っていますか?フレイル

健康事業部 フレイル予防責任者 守屋 桃子

最近、いろいろなところで聞かれるフレイル。「フレイルとは何でしょうか?」
この新連載で知識を深めていきましょう。

フレイルとは

フレイルは、加齢にともない、筋力や生理的な機能の低下、社会的要因により、心身ともに活力が低下した状態です。多くの高齢者がフレイルの段階を経て、要介護状態を迎えます。

基 準

フレイルの基準にはさまざまなものがありますが、主に5項目を基準としています。
 @体重の減少(ダイエットなどをしていない)
 A疲れやすい
 B歩行速度の低下
 C握力の低下
 D身体活動の低下
 また、フレイルは身体的な変化だけでなく、精神的な変化や、社会的な変化も含まれます。

健康寿命

岡山県の「平均寿命」は、男性81歳、女性87歳ですが、自立した日常生活を送ることができる「健康寿命」は男性71歳、女性75歳と10歳以上も短くなっています。

改善する?

フレイルは、兆候を発見し、適切なケアをすることで、以前の健康な状態に戻ることができます。

しかし、そのまま放置しておくと要介護状態になりかねません。

そのためにも、できるだけ早い時期に自分で気づくこと、家族が気づいてあげることがとても大切です。

予防と改善

レイル予防と改善は
 「社会参加」=毎日外出し、何かの世話係をする
 「食事・栄養」=食事をおいしく食べる機能の維持と高タンパク質・バランスの良い食事をとる
 「運動」=下肢の筋力トレーニングをするです。

食事について

高齢になると、食が細くなることで栄養不足(低栄養)になりやすくなります。1人ではなく、友人や家族と一緒に食事をすることで、食欲が高まるといわいれています。コミュニケーションを楽しむとともに、バランスの良い食事を心がけましょう。

バランス良い食事2つのポイント

@主食・主菜・副菜を上手に組み合わせ、中でも、タンパク質・カルシウムをしっかりとることです。主菜(肉・魚・卵など)は筋肉量の維持に必要なタンパク質が多く含まれています。積極的にとりましょう。

A朝・昼・夜の3食きっちりとることです。なるべく欠食することなく食事をしましょう。

フレイルは予防できます。身体が元気なうちから、フレイル予防をしていきましょう。

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