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健康シリーズ HEALTH

第217回:知っておきたい長寿のはなしG
お口から元気に 〜オーラルフレイル予防編〜

健康事業部 歯科衛生士 大林正子

健康で長生きするために、お口の働きのおとろえを見逃さないことが重要になってきます。

皆さんの中で「最近、硬いものが咬みにくくなった」「唾が少ない感じがする」「食事の時むせることがある」など、思い当たることはありませんか?

このような、お口周りのささいな困りごとを早めに気づき・見すごさず・早めに対応することが、健康寿命を伸ばすためにも大切です。

今月から、お口のおとろえを予防するためのおはなしを、5回にわたり紹介していきます。

オーラルフレイルとは

オーラルフレイルとは、お口のささいな困りごと(滑舌低下・噛めない食品の増加・むせなど)を放ってしまうことによって、口の働きの弱まりが生じます。さらに、食べる機能の障害を引き起こす可能性も出てきて、それが要介護状態につながっていきます。

この一連の現象や流れを、オーラルフレイルと言います。「これってフレイルかも?」と気づくことが、オーラルフレイル予防の一歩です。

お口のおとろえをチェック

簡単にできるお口のおとろえチェックを紹介します。上の表の質問項目の答えを「はい」「いいえ」に○をつけ、最後に○をつけた数字の合計点数で評価します。

【合計の点数】
・0〜2点
 お口のおとろえの危険性は低い
・3点
 お口のおとろえの危険性あり
・4点以上
 お口のおとろえの危険性が高い

お口の衰えチェック表(出典 東京大学高齡社会総合研究機構 田中友規 飯島勝矢)
質問項目 はい いいえ
口の渇きが気になる 1 0
半年前と比べて、 かたいものが食べにくくなった 2 0
さきいか、たくあんくらいの硬さの食べ物が噛める 0 1
1日に2回以上は歯をみがく 0 1
義歯を使用している 2 0
1年に1回以上は歯科医院を受診している 0 1
お茶や汁物でむせることがある 2 0
半年前と比べて、外出の頻度が少なくなった 1 0

気になる方は、お近くの歯医者さんへいって相談してみましょう。

次回は、お口を元気にする体操を紹介します。

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