第66回:麻疹・風疹の予防接種 6月から変わりました |
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水島協同病院診療部科長小児科 高山 裕規 |
今回は麻疹(はしか)・風疹の予防接種について、お話しします。 今まで、麻疹(はしか)ワクチンと風疹ワクチンは、それぞれ単独ワクチンを1回だけ接種していました。その予防接種でできた免疫が、流行している麻疹や風疹のウイルスと接触して、効果を成人まで延長できていました。しかし、麻疹と風疹の流行が少なくなって、予防接種の効果が成人まで継続しない場合が出てきました。そこで、2006年4月からは、1〜2歳になるお子さんに風疹と麻疹の混合ワクチンを1回して、2回目を小学校に入学する前1年間にすることになりました。 さらに、現在2歳〜7歳6カ月未満で、麻疹や風疹の予防接種をしていないお子さんにも、移行措置として無料(公費)で2006年6月2日〜2007年3月31日の間に、麻疹・風疹ワクチンが接種できるようになりました。 また、7歳6カ月(生後90カ月)未満で麻疹と風疹の単独ワクチンをしているお子さんにも、2期としてMRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)を2006年6月2日〜2007年3月31日の間だけ、移行措置として無料(公費)で、接種できるようになりました。 対象年齢のお子さんで麻疹と風疹の予防接種が公費(無料)で接種できるのは、この期間が最後です。 予防接種外来 なお、みずしま診療所小児科では、月・火・木・金曜日午後2〜3時と土曜日午前9時から12時まで、予約制で予防接種外来をしています。電話でも予約できます。 わからないことがあったらみずしま診療所小児科外来へ気軽にご相談ください。 みずしま診療所 小児科 電話086-444-1222 |