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健康シリーズ HEALTH

第91回:足の裏は「第2の心臓」
足浴は健康づくりに効果大
玉島協同病院通所リハビリ介護福祉士 小坂 恵子

 足の裏は、「第二の心臓」といわれます。足をいたわることは、高齢者だけでなく働き盛りの年代でも重要です。今回は玉島協同病院・通所リハビリで行っているフットケアの紹介をします。

 通所リハビリでは、個別に足浴をおこなっています。冬場は、足先がしびれる痛い等の訴えが多くあります。効果として血液の流れがよくなり、体が温まります。冷え性だけでなく、むくみや足の疲れにも効果的です。
 足浴の仕方は
(1)大きめの洗面器もしくはたらいに40℃前後のお湯をはり両足をくるぶしくらいまで入れ15分ほど温めます。
(2)ボディシャンプーで足の汚れをおとすとともに足裏へのマッサージを行います。軽くやさしくもみながらほぐします。側面→足の甲→足底→足背→足趾→足指→中足背→足両側→拇趾関節まわり→くるぶしの下→アキレス腱のばし→足首→足裏反射区のつぼ押しで終わりですがご自分でされる際は順番ややりかたは気にせず丁寧にマッサージをしてください。
(3)足全体をタオルでふき取ります。水分が残っていると水虫の原因にもなります。趾の股、爪など細かい部分もふき取りドライヤーを使いしっかり乾かし、足の保温にも気をつけます。
(4)爪がのびている場合は、カットします。目が見えない、足指に手が届かないまた厚爪で自分では切れないため爪を切ってほしいという要望は多く聞かれます。必要な人には、処方されている塗り薬を塗布しカサカサを補うために保湿クリームを塗っています。
 フットケアを始めてよかったことは、病変の早期発見により早期治療につながったこと、利用者がフットケアを楽しみに通所くださり、自分の足を意識されるようになったことだと思います。
 特別なことではなく、就寝前に足を温めたり、お風呂にはいったとき意識して丁寧に洗ったり、ちょっと足に気をつかってやるだけでも健康につながるのではないでしょうか?

マッサージを受ける様子 区切り スタッフ集合写真
足浴マッサージで血行がよくなる 通所リハのスタッフ。後列右から2人目が筆者
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