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健康シリーズ HEALTH

第107回:年に一度は健診を がん検診を忘れずに
水島協同病院事務部 山本 幸子
 倉敷市では、6月から自治体健診が始まります。倉敷市在住の方は、自治体健診を上手に活用し、「年に1度は検診を」を合言葉に、家族・友人誘い合っての受診をお勧めします。その時にがん検診を必ず受け、中でも気軽に受けられる大腸がん検診を忘れずに受けましょう。

 健診制度が変わり3年目になります。倉敷市では、後期高齢者で長寿健診ができない場合もあり、本来受診できるはずのがん検診の受診率が下がっています。特に胃がん(前年比84.1%)と大腸がん(前年比76.5%)がかなり低下しています。
 一方、2008年の人間ドック学会のデータでは、50代・60代と年齢が上がるとともに胃がん・大腸がんの発生率が高くなっています。(グラフ参照)同時に大腸がんの死亡数は年々増加傾向にあり、がんの中では第3位、女性では第1位となっています。

大腸のしくみ
 みなさんご存知のように、大腸は消化吸収された食べ物から水分を吸収し、大便にして体外に排出する臓器です。また、様々な細菌がすんでいて、消化された食べ物を発酵させて一部のビタミンを作ったりしている大事な臓器でもあります。
 大腸のしくみは、全長約2mで、小腸から入った食べ物は盲腸を通り、上行結腸、横行結腸、S状結腸を通って直腸を通り肛門から便として排出されています。

大腸がんの発生率
 日本人の大腸がんの発生率は、直腸が35%で最も多く、次いでS状結腸の34%、上行結腸11%、横行結腸9%、盲腸6%、下行結腸5%の順となっています。
 しかし、大腸がんは早期発見・治療すればほぼ治癒が可能であり、他のがんに比べてはるかに予後の良いがんです。
 水島協同病院では、2009年度大腸がん検診で、2人の方のがんが発見でき治療につなげることができました。
 水島協同病院の大腸がん検診は、他の検診と違い簡単に受診できます。申込時に便のスピッツを受け取り、検体(スピッツ)を返送するだけで結構です。直接持参する時間のない方でも簡単に受診できます。

女性の方に
 女性の方には、昨年同様年齢に応じて無料クーポンが発行されます。好評だった、第2・4火曜日午後のレディース健診を利用するなど、それぞれ自分にあった受診方法で上手な健診受診をおすすめします。

主要臓器別がんの年代別占有比較(2008年)

円グラフ

「人間ドック学会」資料より

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