第198回:知っておきたい栄養の話@フレイル予防の食生活【新連載】 |
コープリハビリテーション病院 管理栄養士 平野 澄子 |
新連載、知っておきたい栄養のはなしシリーズの第1回は「フレイル予防の食生活」です。 フレイルって何?「フレイル」という言葉を聞いたことがありますか? 加齢により、筋力や生理的な機能が低下し、社会的要因により、心身ともに活力が低下した状態をいいます。兆候を早く発見して適切なケアをすれば、「フレイル」を乗り越えて、健康な状態に戻ることができます。 食事・栄養で予防高齢期になると、食が細くなります。食事も簡単にすませるなど、栄養が不足がちになります。主食、主菜、副菜、乳製品、果物などの基本になる食事をしっかりとることが大切です。しっかりかめる歯で、肉や魚、乳製品などの、たんぱく質食品を欠かさず食べ、適度な運動をして、骨や筋肉を保つことが大切です。 たのしい食事「家族や友人と楽しく食事をする機会を持つと、栄養効果が上がり、心身ともに元気になれる」といわれています。バランス良く、しっかり栄養をたくわえて、「フレイル」予防をしましょう。 図は、岡山県保健福祉部健康推進課の長生き食育ガイドです。一日に食べた食品の点検にいかしましょう。 岡山県の資料から |