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健康シリーズ HEALTH

第203回:知っておきたい栄養のはなしE非常食の備えは日頃から

水島協同病院 管理栄養士 中野真友子

9月1日は「防災の日」です。豪雨や台風、地震などの災害時、いざという時のために、しっかり備えをしておきましょう。

準備したいもの

► 非常持ち出し袋・防水リュックなど背負えて両手が使えるもの

「リュック」のなかみは…

災害時に必要となる防災用品や非常食を入れておきます。

水や懐中電灯、携帯ラジオ、衛生品、ビニール袋、薬など入れておくと良いでしょう。「災害時に必要な物+普段から必要な物」を考えておきましょう。災害時に、すばやくその袋を持って避難できるように、目立つ場所に置いておきましょう。

► 水は1日当たり3ℓ

飲料水は、1日1人当たり最低1ℓが必要です。調理等に使用する水を含めると、1日当たり約3ℓあれば安心です。

► 食料品は3日分を

電気、ガス、水道が止まった場合を想定し、3日分くらいの食料を準備します。缶詰・レトルト食品・菓子類など、調理しないでも食べられるものを用意しましょう。

救援物資で届くのは、パンやおにぎりなど炭水化物中心の食料です。炭水化物だけでは、不足する栄養素が多いので、肉や魚、卵、大豆・大豆製品の缶詰やレトルト食品、野菜ジュース、ドライフルーツ、乾物、ロングライフ牛乳、栄養機能食品(カロリーメイトなど)などを備蓄しておくと良いでしょう。これらは賞味期限が近くなったら日常の食卓でも消費しやすいものです。

► カセットコンロ

電気、ガスが止まる可能性もあるため、カセットコンロを備えておきましょう。

アレルギーに注意

高齢者や乳幼児、食物アレルギーや疾患がある方は、「救援物資が食べられない」場合もあります。自分に合った食品を備えておくことも大切です。

ポリ袋とラップ

耐熱ポリ袋に材料を入れてゆでると鍋を汚さず、お湯も再利用できます。

皿にラップを敷いて使えば、皿が汚れず節水できます。

普段から食べ比べ

非常食の中には、食べやすいものと食べにくいもの、味が気に入らないものなどが、人によってあると思います。普段から食べ比べて、気に入ったものや、食べやすいものを見つけておくのも役に立つでしょう。

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