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健康シリーズ HEALTH

第209回:知っておきたい栄養のはなし〈最終回〉
食べていますか?発酵食品

玉島協同病院 管理栄養士 藤原 一帆

いま、話題の発酵食品。健康に良いといわれています。実際に、何がどう健康に良いのか、改めて知識を深めてみましょう。

発酵食品とは

発酵とは、微生物のはたらきによって食品のでんぷんやたんぱく質が分解され、新しい成分が作られることです。その結果、甘みやうま味が増し、独特の風味をもつ食品になります。このように食品を発酵させた発酵食品は、私たちの身近なところにあります。

はたらき

@腸内環境を整える

発酵食品に含まれる乳酸菌などの「善玉菌」には、腸内の環境を整えるはたらきがあります。便秘の改善や、免疫力アップなどに効果があります。

A腸内環境を整える

発酵することで、食品中の栄養素が消化吸収しやすい形に変わったり、栄養価が高くなったりすることがあります。
 例えば、大豆の発酵食品である納豆では、ビタミンB2が約2倍、ビタミンKが約30倍に増えます。

B保存性を高める

発酵食品中の微生物には腐敗を防ぎ、食品の保存性を高めるはたらきがあります。

効果的な食べ方

発酵食品と相性が良いのが食物繊維です。食物繊維は野菜、きのこ、海藻類、大豆製品、ドライフルーツに多く含まれています。  例えば、だいこんやにんじん、白菜など野菜たっぷりの味噌汁や、めかぶ納豆、ドライフルーツ入りヨーグルトなど、食べ方は自由です。毎日の食事に、とり入れてみてください。
 どれも健康に良い食品ですが、食べ過ぎには注意しましょう。

発酵食品
納豆・みそ・塩麹・チーズ・ヨーグルト・漬物・キムチ・甘酒・かつおぶしなど

「知っておきたい栄養のはなし」は、最終回となりました。1年間のご愛読ありがとうございました。

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