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健康シリーズ HEALTH

第219回:知っておきたい長寿のはなしI
お口から元気に 〜だ液腺マッサージ編〜

健康事業部 歯科衛生士 大林 正子

「口が渇きやすい」「話す時に舌がひっかかる」など、こんな経験ありませんか?

だ液のはたらき

だ液線の位置

イラスト

だ液には、たくさんの働きがあります。
・消化を助ける
・飲み込みやすくする
・美味しく感じさせる
・発音をなめらかにする
・口の中をきれいにする
・粘膜を保護する
・口の中の細菌が増えるのを防ぐ

 人は1日で、ほぼ1gから1.5gぐらいだ液が出ています。そのだ液も高齢になると、服用している薬や噛む力の低下などが原因で、出る量が減少します。

だ液腺マッサージ

お口の中には、せんがっせんぜっせんと呼ばれる、だ液の出やすいポイントがあります。だ液の分泌を促すために、やさしくだ液腺をマッサージして、潤いのある健康なお口にしましょう。
@せんマッサージ
 親指以外の4指を頬に当て、上の奥歯のあたりを後ろから前へ向かってゆっくりと10回まわす。
Aがっせんマッサージ
 親指を顎下の骨の内側のやわらかい部分に当て、耳の下から顎の下まで5か所ほどを、1か所につき5回ずつ押す。
Bぜっせんマッサージ
 両手の親指をそろえ、顎の真下から舌を押し上げるようにグーッと10回押す。

だ液を増やす

だ液の分泌を促すには、日常生活や食べ物でも増やすことができます。
・よく噛んで食べる
 噛むことは、だ液の分泌を促すのにとても大切です。
・こまめに水分を取る
・鼻呼吸をする
 口で呼吸すると、口の中が乾燥してしまいます。
・だ液量を増やす食べ物を取り入れる
 梅干やレモンなどのすっぱい物だけでなく、昆布や納豆もだ液が出やすい食べ物です。

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