第114回:冬の健康管理その2
年始を健康で楽しく過ごそう |
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みずしま診療所保健師 岡 梨絵 |
新しい年をいかがお過ごしですか。前号に続いて「冬の健康管理」について、みずしま診療所の岡梨絵保健師に聞きました。(編集部)
新年会
この時期お酒の機会が多くなり、体調も崩しやすくなります。とにかく、睡眠を十分にとり、疲労を残さないようにしましょう。
お酒の席では、空腹でのイッキ飲みはたいへん危険です。必ず食べながら楽しく飲みましょう。二日酔いにはまず休養。そして、スポーツドリンクと甘いものをとりましょう。
お正月の健康
お正月、リフレッシュして清々しく元旦を迎えましょう。長い休みです。大切なのは生活のリズムを保つことです。寝正月、長寝はリズムを狂わせるもとです。
初詣から始めて、お正月を活動的に過ごしましょう。でも、疲れは残さないように余裕のある計画を。
「3つのすぎ」に注意。寝すぎ、食べすぎ、飲みすぎに注意です。おせち料理もいいですが、新鮮な果物、野菜を摂ることを忘れずに。おせちに飽きたら、たくさん野菜が摂れる鍋がおすすめです。生活リズムが狂うと、いつもの薬も忘れがちになります。くれぐれも注意しましょう。
インフルエンザに注意
寒いとウイルスの感染力が強くなり、インフルエンザが流行します。急な寒さや乾燥が気道の抵抗力を弱めます。睡眠不足や疲労を避け、マスクの着用やうがい、手洗いを心がけましょう。
高熱、咽頭痛、食欲不振、下痢などの場合は早目に医療機関を受診しましょう。体調が悪くなったら、安静が一番です。暖かくして、湿度を保って休養をとりましょう。
2011年はうさぎ年です。年末年始を健康で楽しく過ごして、うさぎに負けないような、跳んではねて、大きく前進できる一年にしましょう。
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